【2個1でジャンクノートパソコンをアップグレード】
ジャンクノートパソコンは、買ってきてすぐに使えるものでないのは、十分ご承知のことだと思います。パーツが欠品していたり、どこかが壊れていたりしているので、修理しなくてはなりません。
パーツの欠品については、新しく購入して取付たり、壊れている部分は、その部分を含むパーツごと取り替えるか、技術のある人はその部分の修理をしたりするのではないかと思います。
そうしたプロセスを経て、ジャンクノートパソコンを通常使用にできるように再生していくわけですが、
ここで管理者がお薦めしたい再生法が、2個1(にこいち)です。
ジャンクノートパソコン2台で1台を再生していくやり方なのですが、「なあーんだ、2個1だったらやってるよ、2台それぞれの正常な部分を合わせて、一台にするでしょ、わかってるよそんなこと」と、思われたでしょう。
確かにそうなのですが、タイトルでも書いていますが、ここでは2個1でアップグレードを目指します。
では、アップグレードとはどういうことでしょうか。
具体的には、以下のようになります。
1.CPUのアップグレード(動作周波数を上げる)
2.液晶パネルのアップグレード(解像度を上げる)
3、ドライブのアップグレード(たとえばCDドライブをDVDドライブ、コンボドライブにアップグレード)
勘の良い方はおわかりかもしれませんが、ご存じの通りノートパソコンは同じシリーズの中にいくつかのグレードがあります。CPUの動作速度、液晶の解像度やドライブの違いで、ベーシックモデル、ミドルスペックモデル、ハイスペックモデルなどのグレードに分けられています。
2個1にする際、同じシリーズのよりグレードの高いジャンクノートパソコンを用意して、そのグレードの高いパーツを使って、修理再生を行うと同時に性能アップもしてしまう、ちょっと欲張りな方法です。
具体例「自作の小部屋 ジャンクノート研究所より」
「THINKPAD T20、T21化計画」
「THINKPAD T20、T21化計画」完結編
ジャンクノートパソコン自体の再生例ではありませんが、作業手順としてはこのような感じです。
■2個1アップグレードの問題点
ここまで、いいことばかりを書いてきましたが、問題点も少なくありません。
一番の問題点は、すべての機種において、この方法が可能であると限らないこと。
パーツの流用が可能かどうかは、事前の調査が必要になります。
例えば、CPUのアップグレードについて、システムボード上にCPUがどのような状態で載っているか(ソケットか直付けか)で、違ってきます。ソケットだと載せ替えが可能だし、直付けだと載せ替えができないなどです。
ネット上で自分と同じようなことをしている人のサイトを検索してみたり、IBM(Lenovo)の場合保守マニュアルの中にパーツリストがあるので、部品番号等を参考にして、流用できるかどうか検討したりしなければなりません。
何度もこういう作業をすると大体慣れてきて、できそうな機種とできそうにない機種の判断はついてきますが、そう何度もするわけではないので、それは難しいでしょう。
後は、ギャンブルですが出たとこ勝負です。(無責任ですが)でも、それもジャンクノートパソコンの楽しみ方かもしれません。
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